子宮外妊娠と卵管破裂

子宮外妊娠と診断された後、最も警戒すべきは卵管破裂と言えるでしょう。簡単に整理すると、一般的に受精卵は卵管を通り子宮内膜に着床する訳ですが、子宮内膜以外で着床すると子宮外妊娠です。この子宮外妊娠の原因は卵管の炎症や奇形、卵管癒着といった理由で受精卵が狭い卵管を通り抜けることができず卵管の中で着床するのです。稀なケースとして卵管以外の卵巣、腹腔とかに着床します。

卵管に受精卵が着床してしまうと、卵管は子宮内膜と違い伸縮性がないので妊娠2〜3ヶ月程度で流産する危険性が高く、要注意の卵管破裂を起こす事があります。子宮外妊娠を経由した卵管破裂は出血が多いケースがあり、生命の危険があります。

子宮外妊娠の症状は、出血、下腹部痛、吐き気そして貧血が基本ですが、これらの症状は生理(月経)と同様の為見過ごすケースもままあるそうです。子宮外妊娠で卵管破裂発症の場合、スグに開腹手術が必要です。卵管を除去しないと出血が止まらず危ないという意味です。そういった危険回避の為にも子宮外妊娠を確認すると、受精卵の着床した卵管の切除、あるいは卵管を残して妊娠組織のみを摘出するケースが多いんです。

仮に卵管を切除しても、もう片方の卵巣、卵管が健康ならば再び妊娠や出産する事は十分可能だと言われているので早い処置で危険を回避するのが良いですね。

子宮外妊娠の治療法

子宮外妊娠の治療法というと、どんな事があるでしょうか?

結果として最も単純で確実な処置としては、手術によって胎芽を摘出する事でしょう。子宮外妊娠の場合、残念ながら赤ちゃんの命は助かりません。残念ですが・・・

加えて子宮外妊娠になる胎卵は、染色体の異常など通常とは違う難しい要因があるらしくて、仮に妊卵を保護できたとしても、分娩まで成長する事ができないようです。また、子宮外妊娠の結果として、破裂を起こした場合の痛みは、とても苦痛らしいです。

子宮外妊娠が母体の生死に関わる問題という事を考えると、母体の健康を優先で考えて処置せざるを得ない事を理解しましょう。次に『手術するかしないか』ということと『手術するにしても卵管を残すか残さないか』が焦点になると思います。

もしも全身状態が悪化している!という事であれば緊急事態です。開腹手術をして、卵管を取って、出血したお腹の中をきれいにするしかないでしょう。

子宮外妊娠が検査等で早期発見されて、状態が落ち着いているようであれば次の処置が考えられます。

1. 待機療法 (子宮外妊娠で自然に吸収され治癒するらしい)<全体の1割程度>
2. 薬物療法(MTXという抗ガン剤による治療)
3. 手術(腹腔鏡を使ったりする。状態によっては卵管を残すことも・・・)

このような選択肢があります。どの処置を行うかは、担当のドクターと相談が必要です。また子宮外妊娠の治療に関する費用は、方法により全く異なります・・・

子宮外妊娠の診断

子宮外妊娠の診断は、産婦人科医の頭を悩ませているそうです。診断が困難な場合多いという事ですが、例えば卵管破裂を起こして急激に全身状態が悪化した。というケースなら診断は容易です。しかし、卵管破裂が小規模、尚且つ腹腔内への出血が緩やか。というケースでは、なかなか診断が困難になるようです。

不思議な感じもしますね。子宮外妊娠の診断としては

1.妊娠している事の確認
2.子宮の中に妊娠していないこと or 子宮の外に妊娠していること の確認

上記2点でOK!の筈ですが・・・実際には簡単にはいかないのですね。

確かに、子宮の中に妊娠していないこと or 子宮の外に妊娠していること の確認、と簡単に言いますが妊娠している場所を確認する方法は?となると

経膣式超音波検査となるそうです。しかし子宮外妊娠の場合これが想像以上にやっかいらしいのです。

「子宮の中に妊娠していないこと」の確認
1. 超音波検査で子宮の中に「妊娠しているなら見えるはずのもの」が見えない状態である事
2. 妊娠反応が出ているのに子宮の中に妊娠しているなら見えるはずのものが見えないことが、子宮外妊娠か?という疑いを持つ第一歩です。

 しかし、胎嚢が子宮内に見えないことだけで子宮外妊娠と診断はできないです。

 1)排卵の時期が遅れて、子宮の中に妊娠していてもGSが確認できない時期<生理不順の人にはあり得るケース>
 2)子宮の中に妊娠しているが、発育が遅く、GSが確認できない場合<初期での流産の場合>

などでは、「子宮の中に妊娠していてもGSが確認できない」という事態が起こり得るので、「子宮内にGSが確認できない」という所見だけでは子宮外妊娠とは判断できない、ということになるわけです。

難しいですね〜

「子宮の外に妊娠していること」の確認
1. 卵管が通常超音波では描出されないらしいのです・・・
2. 卵管周囲には腸管があり子宮外妊娠部分が存在してもなかなかはっきりとは見えないらしいです。

つまり、ある程度以上の大きさになって初めて発見される、という事ですね。 結果としては「子宮の中に妊娠していないことを確認する」以上に難しいことと言えるでしょうね

子宮外妊娠の症状と兆候

子宮外妊娠の初期症状に関してですが、子宮外妊娠というと何か特別な病気のような感じがします。しかし妊娠も子宮外妊娠も妊娠という事実に変わりはありません。ですから、通常の妊娠と同じ自覚的症状しかありません。

・生理が遅れている
・胸が張る、尿が近くなる。
・つわりが出てくる。

といった内容ですね。この中から子宮外妊娠によく見られるのは、つわりの症状が軽いケースが多いらしいです。まあ、つわりはもともと個人差が大きいので、つわりが軽いから子宮外妊娠と判断できません。症状的には通常と変わらない子宮外妊娠ですが、結論としては、卵管に妊娠して、いつまでも発育し続けることはありえないですよね!

そうなると、流産か卵管の破裂という結果になります。

症状は、卵管流産場合・・・腹痛、不正出血
    卵管破裂・・・・・腹腔内への出血、腹痛<ショック状態?>

子宮外妊娠で出血するというのは、卵管破裂という意味なのですね!

卵管破裂の場合は数時間の間に腹腔内へ2000〜3000mlもの出血を来すことがあるそうです。ですから、輸血を必要とすることもあり、勿論放置すれば死に至る可能性ありです。後、このような状態になる迄に期間ですが、妊娠週数では一概にどの位とは言えないようです。

子宮外妊娠の体験記や体験談を聞いてみても、様々なケースがあり、早い時期に破裂するケースも、4ヶ月程度まで流産徴候もないケースもあるようです。

子宮外妊娠の概要

子宮外妊娠を一言でいうと、受精卵が、子宮内腔以外の場所に着床して発育することを子宮外妊娠と言います。

子宮外妊娠は、受精卵が着床する部位によって
  1)卵管妊娠
  2)卵巣妊娠
  3)腹腔(腹膜)妊娠
の3つに分類されます。このうちの殆どは、卵管妊娠といわれ、卵巣妊娠と腹腔内妊娠は1%程度の割合らしいです。

初産比べて経産に多いのが特徴です。そこで最も頻度の高い卵管妊娠については、その発生する部位により
  1)間質部妊娠
  2)峡部妊娠
  3)膨大部妊娠
 の3つに分類されます。それぞれの確率は2%、90%、8%と、圧倒的に卵管峡部に集中しているようです。


子宮外妊娠の原因を考えると妊娠は、いわゆる受精(精子と卵子が合体)から始まります。

1.受精という現象は卵管内で起こる。
2.受精をした卵(受精卵)は、卵管内を移動し子宮の内腔へたどり着く。
3.その間にどんどん細胞分裂を繰り返しながら発育し、子宮の内腔へたどり着く頃に胎児を形成する部分と将来胎盤を形成する部分とに分かれ、着床する能力を獲得する。

卵管妊娠が最も多い理由は、受精卵が着床能を獲得するようになっても、まだ子宮内腔へたどりついていない場合に子宮外妊娠が起こるという事ですね。

子宮内腔に辿りつけない原因は、
 ・受精卵を輸送する働きの異常
 ・卵管の通過性の障害
 などが考えられますね。

クラミジアや淋病、妊娠中絶後などに卵管自体あるいは卵管周囲に炎症が起こることが原因となるらしいです。子宮外妊娠を事前に予防する方法というのは、はっきりしていません。
狭心症の症状
あいうえお経済